コラム

基本的な切り文字の構造

2017.11.13

30年程前は車でも看板でも店名や宣伝を入れるのは、その対象物に直に描く手法が採られていました。そんな事を職業にする人達を「書き屋さん」と呼んでいました。トラックのアオリに○○○商店等、ペンキを使って直に描いていたのです。書体は楷書・隷書・丸ゴシック体・角ゴシック体等が主だったところで、その当りの見栄えは書き屋さんのレタリング技術に左右されていたのです。オリジナルのロゴも再現はしてくれますが、書き屋さんの技術に当然の事ながら左右される事となります。現在でも特殊な用途や書体を得意としている方はいます。一方マーキングフィルムの台頭とカッティングプロッターの普及で書き屋さんと呼ばれる人達もマーキングフィルムを使って文字を切る様になりました。

画像は基本的な切り文字の製作工程を表しています。

(1)基本的には単色のマーキングフィルムをカッティングプロッターで目的の形にカットしていきます。

(2)要らない部分のフィルムを取り除きます。

(3)上転写を目的としてマスキングテープを貼ります。

(4)必要の無い部分を切り落とし仕上げます。

(5)マスキングテープに切り文字を転写させます。

(6)対象物に施工します。

基本的には、単純な内容ですが、貼り合わせ等により複数の色を使ったりする事も出来ます。現在では印刷と組み合わせて表現する事はアタリマエなのですが、既存マーキングフィルムを使った切り文字としてのメリットを描いておこうかと思います。

(1)マーキングフィルムで自動車等に使えるグレードの製品は印刷で表現されたものより耐候性に関してアドバンテージが有ります。マーキングフィルムは素材自体に色が練り込まれているので、印刷で表面にインキが乗っているだけのものより色が変化しずらい場合が殆どです。

(2)内容にも拠りますが比較的安価に製作が出来る。

(3)印刷では表現出来ないマテリアルを模した製品のラインナップが有る。(クロームメッキ調やカーボン調など)(W)

 

一覧に戻る

このページのトップへ